Impressions Part_2/3
「スクープ!」について続編


■ 自作マクロレンズ製作記 ■
スクープの写真

ぼくはこのおもちゃデジカメScoop!が、妙に気に入ってしまい、マクロ・コンバージョンレンズを自作することにした。以前100円ショップで購入した拡大鏡(2枚組のもの、いまは今回の制作でぶっ壊してしまったので現物はない、ガラス製)を利用し、あとは厚紙で本体のレンズ鏡筒部分にはめ込む方式とした。製作時間1時間といったところだ。
この拡大鏡は、以前ポジチェックに使用していたもので倍率はかなり高い。CASIOエクシリムなどの自作マクロレンズなどは100円ショップの双眼鏡の対物レンズを使用しているそうで、それに比べると、結果として超マクロレンズができあがることになる。
案の定、実測してみるとレンズ前から被写体までの合焦距離は50-60mmだ。当然のように光学ファインダーは使えない。ヤマカンで被写体を狙う。マクロレンズと共に被写体までのゲージも作った。これで距離を測って、いざ撮るときに外すか、真横に折り曲げるわけだ。
これでマクロ撮影したサンプル画像も、こちらに掲載した。仕上がりを見ていただきたい。本人は大満足である。

スクープの写真

(2002/11/08現在)


■ 自作フード製作記 ■
スクープの写真

露出が不安定なのがScoop!の弱点だ。コントラストのない白っぽい写真が、突然出来上がってしまう。しかしだ、まじまじと見るにつけ、これは必ずしも露出やCMOSセンサの発色の悪さだけの問題ではなくフレア、ゴーストの類いではないかという気がしてきた。
ということで次は自作フードの製作にとりかかった。自作フードとえらそうに言っても厚紙をくるくるとまるめるだけの簡単なものだ。内側をマジックで黒く塗る。ついでにレンズ周辺の銀色塗装も黒く塗りつぶしてしまおう。これは30分ほどで完成。さっそくテスト撮影してみることにした。
結果としてランダムに撮った12のケースの半分ほどでコントラストの向上、ゴースト、フレアの除去または軽減が確認できた。このテのおもちゃデジカメは、当然のように余分な明かり(迷光)に対する対策が十分でない。ほかの安価なデジカメにも当てはまると思うので、デジカメをお持ちの方、暇つぶしに自作してみてはいかがだろうか。
今回の自作フードに関するテストサンプル画像も、こちらに掲載している。

スクープの写真

(2002/11/14現在)


■ Macドライバを探して ■
当初、おもちゃデジカメの購入にあたって、いくつかの条件があった。そのなかの重要な条件として「マックOS対応」があった。残念ながらScoop!はマック非対応だ。「どうせVirtual PCでなんとかなるさ」という甘い考えで購入したのだった。いざデータ取込みを始めると「一枚しかロードできない」という不具合の発生で無惨にも「甘い考え」は奈落の底に突き落とされてしまった。さて、どうするどうする。
そこでひらめいたのが「どこぞのドライバを転用する」というアイデアだ。となれば、かねがね基板が同じではないかと思い込んでいるche-ez!SPYZの転用がぴったりだ。
このアイデアは見事に適中、Virtual PCで不自由なく、画像取り込みができるようになった。しかしさらなる欲望がめらめらと湧いてきた。つまりマックOS(8.6)から直接取込みたいという切なる願いだ。
そこで同様に(あてずっぽで)che-ez!BABEのマック用ドライバ(ver1.0)をロード、インストールしてみた。ジャーンと再起動「さてどうだ」。
な、な、な、なんとあっさり認識、夢のMacOS完全対応おもちゃデジカメ「Scoop!」に変身してしまった。これはマックらしくPICT形式で保存してくれる(圧縮形式も対応)。いろいろ研究してみると、たまにはいいこともある。
■Che-ez!公式サイトは こちら

(2002/11/14現在)


■ 専用USBケーブルのわざわい ■
スクープのUSBコネクタ

本件では、このコンテンツをお読みの方、どなたか助けてもらいたい。というのはScoop!に付いているUSB専用ケーブルのこと。
この専用という言葉はありがたみはあるが、大変融通のきかない困りものでもある。せっかく小さくて便利に使っているのに、会社と家の双方で使おうとすると、カメラ本体のみならずケーブルまで持ち歩かなければならない。これが通常汎用ケーブルならそのへんのヨドバシカメラかなんかで買い足して両方に常備しておけるのに、全く困ったものだ。
そこでメーカー(販売元のセンチュリー)に別売してもらえないかとお願いしたところ、本来単体では販売していないが、それほどお困りならお売りしますとのこと。そのお値段は、送料込み税別2000円。カメラの購入価格からして躊躇せざるを得ない価格だ。
どなたかこのケーブル、どこかで見かけなかっただろか。このカメラだけのために設計したとは考えにくい。とはいうものの日本製のどのメーカーのデジカメUSBコネクタとも合わないのだ。秋葉あたりのコネクタ達人に知り合いのいる方、いませんか。

(2002/11/14現在)


■ Scoop!で撮ったScoop!自身 ■
スクープ自身

このレポートを書き始めたときから、最後はこの写真で締めくくるのだろうという予感があった。
マクロレンズは前回作ったが、被写体までの距離が50mmと、いかにも使いにくい。やっぱり自作マクロの王道、100円ショップの玩具双眼鏡の対物レンズでもうひとつマクロを作ろう。今回は合焦距離は約150mm。なるほど、これの方が使い道は広い。さて何を撮るか。
「これっきゃないな」と選んだのはScoop!自身。予感は現実になった。「Scoop!で撮ったScoop!自身というScoop!」だ。

(2002/11/15現在)


■ すいません、もう一言だけいわせて ■


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